当園は、高品質なお茶を提供するために、手間はかかりますが茶葉の生育に適した山間地で有機栽培を行っています。(全国的には、近年、山間地の栽培割合は約3割で急速に減少しており、平坦地での栽培割合が増加しています。藤枝市中里地区は古くから山間地の茶産地であり、かつては100軒程度の茶農家が存在しましたが、現在は数軒しか残っていません。)
また、当園の製造工程は、先代が手もみの無形文化財に裏打ちされた技術で、山間茶の特徴を最大限に活かした製造を行っています。栽培された茶葉は、その年の気候や天候等によって特徴が異なります。それらの茶葉の特徴を最大限に出せるように、製造工程の時間や強さ等を調整しています。製造機械は、手もみでの工程を機械化しているもので、製茶の基本は手もみです。手もみ技術を習得しているからこそ、機械を的確に調整ができるということです。